一眼レフのカメラバッグ選びに迷ったら。ビックカメラ店員おすすめ8選
一眼レフを大切に扱うためにも、必ず用意したいのが「カメラバッグ」です。近年、人気のミラーレス一眼をはじめ、軽さや使いやすさを売りにする新たな機種が増えていますが、いずれにしても精密機械であることは変わりありません。撮影を楽しむためにも、まずは、一眼レフを保護するための工夫が必要でしょう。とはいえ、カメラバッグには多くの種類があり、どれを選べばよいか悩んでしまうのが正直なところ。今回は、ビックカメラ京都店のカメラコーナー担当者さんから、カメラバッグの上手な選び方とおすすめ商品を教えていただきました!
目次
ビックカメラ京都店に聞く「一眼レフ用カメラバッグ」の選び方
全国50店舗を展開するビックカメラは、その名のとおり、カメラ専門のディスカウントストアとして創業されました。今では、さまざまな家電を取り扱われていますが、カメラのプロであることには変わりありません。
今回お邪魔したJR京都駅直結の「ビックカメラ京都店」は、地元の人はもちろん、観光客による購買も多い店舗です。たくさんのお客様に応対されるなか、カメラバッグの選び方に悩む方も多いよう。一眼レフ用のカメラバッグを選ぶコツについて、カメラコーナー担当の工藤大地さんにお話をうかがいました。
シーン・用途別
工藤さんいわく、
「一眼レフ用のカメラバッグを選ぶ時、最初に考えたいのが“使うシーン”に合わせた選び方」とのこと。
「カメラを持ち運ぶシーンは大きく分けて2つ。街中など、日常のなかで使用する場合と、登山などを含めたアウトドアで使う場合です。街中でカメラを持ち歩きながら、撮影の機会を探したいという方は、さっとカメラが取り出せるようなバッグを選ぶとよいでしょう。主に、ショルダータイプがおすすめです。一方、アウトドアシーンでカメラを持ち運ぶ場合、できるだけ両手をフリーな状態にしたい方が多いのではないでしょうか。特に、登山やハイキングをしながらの撮影は、移動にかかる負担をできるだけ減らせるカメラバッグがよいでしょう。主に、リュックタイプをおすすめします。」
出典:ビックカメラ京都店 カメラコーナー担当 工藤さん
撮影するシーンによって、カメラバッグのタイプを変えるのはもちろんですが、その時に合わせた機能性も大切なチェックポイントのようです。
タイプ別
シーンに合わせて主なカメラバッグのタイプを教えていただきましたが、バッグの種類はまだまだあります。タイプ別の使い方や特徴について、工藤さんから教えていただいた内容をまとめました。
ショルダータイプ
ショルダータイプのカメラバッグは、肩にかけて使用するものです。斜めがけをすれば、両手は完全にフリーになります。腰のあたりにバッグ本体があるため、出し入れしやすいのが特徴です。ショルダータイプを選ぶ時は、出し入れのしやすさや、どれくらいの容量があるかをチェックするとよいでしょう。一眼レフのみを入れるのか、ほかのレンズも持ち運ぶのかによって、サイズが異なります。
リュックタイプ
リュックタイプは、両手をフリーにできるため長時間の撮影や移動時に便利です。ただし、ショルダータイプと比べて、一眼レフを出し入れするのにやや手間がかかります。リュックタイプは容量の大きいものが多いため、一眼レフ本体の他に、別のレンズをたくさん持ち歩きたい方向けです。リュックタイプを選ぶ時も、出し入れのしやすさをチェックしてみてください。また、背中部分の通気性や、内部の仕切りもチェックしておくとよいでしょう。
メッセンジャータイプ
メッセンジャータイプのカメラバッグは、バッグの本体部分を背中側に密着させて使用するものです。バッグの入り口をカバーするフラップにより、防水の点でやや優れています。ショルダーバッグと比べて、容量が大きいものが多く、しっかりと存在感があります。
ウエストポーチタイプ
体に密着させて一眼レフを持ち運べるのが、ウエストポーチタイプです。容量が小さいものが多いため、たくさんのレンズを持っていきたい方には不向きかも。両手がフリーになるメリットがあるものの、意外と重さのある一眼レフカメラを、腰回りだけで支えることになるため、腰に負担がかかります。ウエストポーチタイプを選ぶ場合、できるだけベルトが太いもので、負担が軽減されるようなものがおすすめです。
トートバッグタイプ
街中でもおしゃれに使えるのがトートバッグタイプ。一見、カメラバッグに見えないデザインのものも多いため、女性に人気です。バッグの口が大きく開くので、出し入れがしやすくなっています。トートバッグタイプを選ぶ時は、持ち手部分をチェック。デザインだけでなく、肩にかけた時に負担が少なそうなものを選ぶとよいでしょう。
インナーバッグタイプ
私物のバッグに一眼レフを入れて持ち運びたい方におすすめなのが、インナーバッグタイプです。カメラの保護をしながら、状況に合わせて通常のカメラバッグとしても使用できます。ただし、肩にかけるためのベルトがついていないものがほとんどで、取り出した場合には手で持つことになります。あくまでも、私物のバッグ内で保護することを目的としたものです。
アルミケースタイプ
上位機種など、高価な一眼レフを保護したい方にはアルミケースタイプがあります。強度のある素材で、衝撃からカメラを守ってくれます。ただし、他のバッグと比べて、持ち運びという点ではやや劣ります。素材自体はさほど重くないものですが、バッグのデザインが角ばって大きく、場所を取ります。一眼レフカメラの保護を重視する方におすすめです。
【カメラ女子向け】おすすめのおしゃれなカメラバッグ3選
さまざまなタイプのカメラバッグがありますが、用途やタイプによって選び方は人それぞれ。今度はデザイン性を重視して、カメラ女子向けのカメラバッグをチェックしてみましょう。
ビックカメラ京都店から、カメラコーナー担当の工藤さんがおすすめするおしゃれなカメラバッグを3つご紹介します。
カメラバッグメーカーとして人気が高いHAKUBAの製品。カラーバリエーションは、ネイビーとベージュ、チャコールの3色。なかの仕切りは自由に動かせるので、外せば普段使いができるのがうれしいところ。ポケットが多いので、カメラ以外にも財布やスマートフォン、メモ帳などを入れる余裕もばっちりです。しかも、底部にしっかりクッションが入っているので自立します。ショルダーバッグにもなるベルト付き。
こちらも同じくHAKUBAの製品。カラーバリエーションは、ネイビーとグレー、ブラックの3色。MサイズとSサイズがあり、Sサイズはかなりコンパクトです。外ポケットが大きいので、財布やスマートフォンの収納も可能。中央部分をカメラ用として、両側にファスナー付きのポケットがあるため、小物の管理にも使い勝手が良いバッグです。街歩きにぴったり。
こちらは、カメラメーカーとして有名なオリンパスの製品。見た目のおしゃれさだけでなく、機能性も抜群です。素材が柔らかいため、丸めてバッグインバッグにも。取り外しが可能なインナーケースを単体で使用するのもよいでしょう。A4サイズのファイルやタブレットなどを縦に入れられる縦長のバッグになっています。
【男性向け】おすすめのかっこいいカメラバッグ2選
続いては、カメラ好きの男性向けに、カッコよさを重視したカメラバッグを2点ご紹介。こちらもビックカメラ京都店の工藤さんセレクトです。
カメラ関連商品を取り扱う大手メーカーVANGUARDとビックカメラがコラボしたオリジナル商品。黒×赤という人気の配色に加え、機能性の良さもにも注目です。サイドにはペットボトルが入るメッシュポケットがあり、コンパクトながらカメラ本体とレンズ2本が入る収納ぶり。付属のレインカバーは、本体とつながっているため紛失することがありません。
人気のHAKUBA製。中仕切りのレイアウト変更もしやすく、70-200mm f2.8 望遠レンズ装着済みの一眼レフも収納可能。さらに注目したいのが、背面部分の通気性です。EVAフォームを使った構造で、背中に熱がこもりにくくなっています。オプションとなる「ZERO HOOK」をつければ、リュック装着をしながら、カメラによる首負担を軽減できます。レインカバー付き。
ビックカメラ京都店 カメラバッグ人気ランキング!
ここまで女性向け、男性向けに絞って、おすすめの商品をお聞きしました。続いて、ビックカメラ京都店のカメラバッグ部門で、人気商品のランキングを3位までご紹介します!
こちらも人気のHAKUBA製品。男性向けのおすすめ商品として紹介したリュックタイプと同じく、通称「レッドシリーズ」のひとつです。サイズS、M、Lの3タイプから選べます。前部分にはオーガナイザー付きのファスナーポケットがあり、スマートフォンなどの小物もしっかり入ります。バッグの入り口をカバーするフラップがファスナー部分に覆いかぶさっているため、水漏れ防止にも役立ちます。
カメラの摂りだしやすさを重視した、口折れデザインのショルダーバッグです。バッグの入り口にファスナーやマジックテープはなく、磁石式のフックがつけられています。シンプルな作りならではの使いやすさが人気です。
スマートなデザインのバッグ製品を展開するロープロ製品のひとつ。なかの仕切りが自由に変更でき、小型の三脚も収まります。さらに、バッグの底部分に三脚などを取り付けられるスリットがついています。カラーバリエーションは、チャコールグレーとブラックの2色。
一眼レフのカメラバッグは、使うシーンを考えて選ぼう
一眼レフユーザーにとって、保護力のあるカメラバッグは必需品といえます。今回は、ビックカメラ京都店にお邪魔し、カメラコーナー担当の工藤さんから、カメラバッグの選び方を教えていただきました。サイズやポケットの有無といった機能性をとるのか、デザインで選ぶのか、好みは人それぞれ。「持っていて楽しくなるような、好みのバッグを選んでほしい」という工藤さん。一眼レフを大切に扱うためにも、自分に合ったカメラバッグを選びたいですね。
※価格はいずれも2019年8月時点のものです。
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