〈プロ解説〉ソロキャンプ道具おすすめ14選 コンパクトでおしゃれアイテムも
なるべく最低限かつコンパクトに持ち運びたい、ソロキャンプの道具。初心者でも組み立てやすいテントや寝心地に優れたマットなど、さまざまな商品があります。
この記事では、アウトドアライターのタカマツミキさんに、ソロキャンプ道具を選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずはプロおすすめ、ソロキャンプ道具4選
おすすめポイント
ダイヤフォートテントは、ユニークなデザインをしていて、人とカブることがまずありません。設営に関しては、慣れれば15分くらいで組み立てられます。難燃性のあるTC素材を採用しているため、テント近くでの焚き火もOK。ソロ用テントの中でも、居住空間が広く、高さに圧迫感がないのがおすすめポイントです。さらに、前面パネルとサイドパネル(片側のみ)を開閉することで、多彩なアレンジが楽しめるのも魅力。前面をメッシュパネルにしたり、フルオープン、クローズ、サイドパネルオープンにしたりなど、シーンにあわせた使い方ができます。
▼ソロテントについては、タカマツミキさんが解説した次の記事も参考にしてください。
おすすめポイント
私は愛猫と一緒にソロキャンプを楽しむので、ワイドサイズのマットを使用しています。FUTURE FOXのワイドマットは、肌触りの良いスエード生地を採用した、インフレータブル(中にウレタンフォームを内蔵し、空気で膨らませて使う)タイプのマット。8cmの厚みがあるため、地面の凸凹を感じにくく、快適な寝心地なのがお気に入りポイントです。自動吸気機能を搭載しているので、バルブを開放モードにセットすれば、ほかのことをやっているあいだに自動的に空気が入ります。収納袋をエアポンプとして使えるため、空気量が少ないと感じたら、追加吸入して張り具合を調節できるのも魅力です。
▼「FUTURE FOX ワイドキャンプマット」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
愛猫とのソロキャンプ以外のときに使用しているのが、このマットです。ちなみに、銀マットやコットも使ったことがありますが、朝起きたときの腰の状態が一番良かったのがインフレータブルマットでした。厚さ8cmの低反発波状ウレタンを採用し、体圧をしっかり分散してくれるのがポイント。波状になっているため空気の層を作り出し、夏場は涼しく、冬場は暖かいという特徴があります。キャンプ場の地面が凸凹していても、敷くだけで気にならなくなりますよ。重量約2.5kgで、収納サイズは約60×20×20cm。ワイドタイプに比べて、持ち運びも手軽なのが魅力です。
▼「INFLATABLE MAT」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
コードユニットスターターセットは、テーブルやラックとして使えるのはもちろん、重ねれば2段シェルフ(棚)としても利用できる優れモノです。ロースタイルキャンプのときにはテーブルとして、ハイスタイルキャンプのときには調理道具や小物ギアを収納する2段シェルフとしてなど、シーンに応じてさまざまな使い方ができます。さらに、オプション品が豊富なので、別途購入することで自由自在にカスタマイズが可能。自分色を出しつつも、ローでもハイでも対応してくれる、おすすめのアイテムです。
筆者提供
ソロキャンプ道具の選び方、Q&A
ソロキャンプ道具の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、ソロキャンプ用のテントを選ぶ際のポイントは?
タカマツミキさん
キャンプに必須アイテムのテント。ソロキャンプにはソロ用のテントを選ぶのが一般的ですが、荷物が多い場合や、居住空間を広くしたいという方は、デュオ用サイズのテントも選択肢に含めるといいでしょう。
収納サイズや設営のしやすさにも着目しましょう。いろいろなメーカーが展開しているテントの中でも、ワンポールテントやドームテントはコンパクトで持ち運びやすく、比較的簡単に組み立てられるのが特徴です。キャンプ初心者や「できるだけ手軽にソロテントを使いたい!」という方に適しています。
しかし、多少設営方法が複雑でも、自分の好きなデザインのテントを選ぶことも大切です。デザインが気に入っていれば愛着が湧き、長く使い続けられますよ。キャンプ場で使用する前に、設営の練習を数回しておくことをおすすめします。
Q2、キャンプの寝床(マット・コット)は何がおすすめ?
タカマツミキさん
寝床に敷くマットか、コット。一体どちらを選べばいいの?と悩む方も多いと思いますが、ズバリ言うと、好みによっておすすめがまったく変わります。
できるだけ荷物の量を少なく&コンパクトにしたい方には、折りたたみ銀マットやエアーマットを。多少サイズが大きくなっても寝心地の良さを求める方には、インフレータブルマットやコットをおすすめします。
私は今まで銀マットを使っていたのですが、歳を重ねるにつれ、朝起きたとき腰に痛みを感じるように。そこで試しにインフレータブルマットに変えてみたところ、荷物サイズは大きくなりますが、そのぶん快適な寝心地となり、腰痛に悩まされなくなりました。
タカマツミキさん
人それぞれの好みの話になってしまう部分や予算も関係してくるため一概には言えませんが、収納性・運搬性・寝心地など、何を優先するのかを考えて、マットやコットを選ぶといいでしょう。
Q3、使いやすいチェア・テーブルを選ぶコツは?
Photo by iStock
タカマツミキさん
キャンプスタイルには大きく分けて、お座敷・ロー・ハイの3種類があります。自分がどのスタイルでキャンプしたいかによって、チェア・テーブルを選ぶといいでしょう。
▼チェアの座面の高さ
・お座敷スタイル…座椅子
・ロースタイル…高さ10〜30cm
・ハイスタイル…高さ40〜50cm
▼テーブルの天板の高さ
・お座敷スタイル…高さ30cm前後
・ロースタイル…高さ40cm前後
・ハイスタイル…高さ70cm前後
上記が、各キャンプスタイルにおけるチェアとテーブルの高さの目安です。とはいえ、キャンプ初心者は数字だけ見てもイメージしにくいと思うので、できれば実際にお店へ行き、テーブルとチェアの相性、座り心地、値段、収納性などをしっかり確認したうえで購入することをおすすめします。
〈編集部PICK UP〉ソロキャンプ道具、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるソロキャンプ道具の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) トレッカーソロテントUVUA-40
初心者にも設営しやすいソロキャンプ用のテント
ひとりでも簡単に設営できる、本格的なダブルウォール式ソロキャンプ用テントです。
インナーテントをフレームによる吊り下げ式にすることで、フライシートをそのままかぶせるだけで設営可能な形状が特徴。ポールの色も分かれているため、初心者ソロキャンパーでも設営から撤収まで簡単に行えます。
テントの左右には内部に空気を取り入れられるベンチレーション、インナーテント側面には通気性に優れたメッシュ素材を使用しているので、夏場のソロキャンプでも快適に過ごせます。
モンベル ダウンハガー650 #3
一年を通じて使える快適なフィット感のシュラフ
抜群の伸縮性を実現した独自システム「スーパースパイラルストレッチシステム」を採用し、快適なフィット感と寝心地が得られます。
リミット温度は-1℃のため、夏から冬の低山まで一年を通じて使えるスタンダードなモデルです。本体重量は829g、付属のスタッフバッグの中に入れてコンパクトに収納できるので、ソロキャンプのシュラフとしておすすめ。
なお、ダウンハガーシリーズはリミット温度も幅広い製品がラインナップされているため、季節やキャンプ先によって別のシリーズを選ぶこともできます。
THERMAREST(サーマレスト) ネオエアーウーバーライト
コンパクトなサーマレストシリーズ
通常は手のひらに収まるくらいのサイズに収納でき、開くと自動膨張する持ち運びに便利なマットが、「サーマレスト」シリーズです。
本品は、サーマレストシリーズの中で最軽量を誇るモデルになっています。
収納サイズもシリーズで一番コンパクトになりましたが、快適な寝心地は健在。安定した面を作りつつ温度を逃がさない「トライアンギュラーコアマトリックス」システムを導入し、ソロキャンプでの睡眠をサポートします。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブル〈コンパクト〉M-3713
軽くてコンパクトにまとめられる一人用にぴったりのテーブル
食事をしたり、荷物やランタンを置いたりといったキャンプサイトに欠かせないテーブルで、ソロキャンプにおすすめです。
幅40cm、奥行き29cmと1人用にぴったりのサイズのテーブルは、軽くて丈夫なアルミニウムを素材に採用。重量はわずか700gです。テーブルの脚だけでなく、天板も折りたたんでコンパクトにできるため、収納スペースに限りのあるソロキャンプにもかさばらずに持ち込めます。
Helinox タクティカルチェア L
収納袋がチェア収納としても使えるアイディア商品
コンパクトな収納性と機能性の高いアウトドアチェアを多くリリースしているヘリノックス製のチェア。
フレーム部分にはアルミニウム合金、チェアの張り面にはポリエステルと耐久性の高い素材を使用しています。
収納袋は、チェアとして組み立てているときにはチェア部分に取り付けて、収納ポケットとして使用可能。チェアの側面にも収納ポケットがついているため、スマホや雑誌、ハンドランタンなどをセットして、ソロキャンプサイトでくつろげます。
コールマン(Coleman) クアッドマルチパネルランタン
マルチに使用できる乾電池式LEDランタン
キャンプサイトの明かりとしても、テント室内の明かりとしても、手持ちとしてもマルチに使えるLEDランタンです。
本体上部のハンドルをポールに吊り下げたり、テーブルの上に置いたりして明かりとして使うほか、手持ちランタンとしても使用可能。さらに、LEDランタンの4つの発光パネルは取り外してそれぞれ使用できるため、ひとつは手持ち用、もうひとつはテントの室内用、といった使い方もできます。
気軽に使える乾電池式で、携帯の充電などに便利なUSBポート付きです。
ユニフレーム(UNIFLAME) ファイアグリル
焚き火からバーベキューまでソロでも楽しめる焚き火台
手軽に焚き火を楽しめる焚き火台としても使え、網を乗せてバーベキューやダッチオーブン料理もでき、1台で何役もこなします。
折りたたみ式の脚を組み、炉を上にセットするだけの簡単設営です。使わないときには、折りたたんでコンパクトに収納できます。焚き火台と調理台の両方を兼ね備えているので、ソロキャンプで使うと荷物のコンパクト化に役立つ商品です。
▼ソロ向けの焚き火台については、以下の記事も参考にしてください。
ロゴス(LOGOS) 防水ファイアーライター
ソロキャンプの火起こしも手早くできる
調理や焚き火、暖を取りたいときなど、ソロキャンプでは火起こしの機会も多いです。本品は、ひとりでも手早く火起こしができます。
小さなキューブ状になっているため、使いたいぶんだけを使用可能です。キューブをグリル台の下や炭火に置いて、柄の長いライターなどで点火するだけですぐに火が起こせます。水に強く、水をかけても消えないため、ソロキャンプで手早く火起こしをしたいときに便利です。
スノーピーク(Snow Peak) ソロセットチタン
軽さと丈夫さ収納力を兼ねたソロクッカーセット
軽くて丈夫、金属臭が少ないチタンを素材に使用した1人用のクッカーセットです。ポットの中にガス缶とバーナーをそのまま収納できるので、荷物のパッキングスペースも少なくできます。
ポットのつまみ部分には、熱に強いシリコンを採用。柔軟性がある素材なので、収納時につまみが邪魔になることはありません。ソロキャンプはもちろん、できるだけ荷物を少なくしたい登山やバイクツーリング用のクッカーセットとしてもおすすめです。
ハイマウント(HIGHMOUNT) スポークチタニウム
スプーンフォークナイフ一式がひとつにまとまった
スプーン・フォーク・ナイフと1本で3役をこなす、画期的な機能性と独特のデザインが特徴。
これ1本で食事の用途が完結するため、荷物を減らしたいソロキャンプにもぜひ持っていきたい1本です。
スポークチタニウムは名前のとおり軽くて耐久性の高いチタンを素材に採用しているため、一回購入すれば長く使える1品です。耐熱耐冷にも優れているので、熱いものを食べるときや、雪山などでのソロキャンプでも変形することなく使えます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
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【筆者おすすめ】 TOKYO CRAFTS ダイヤフォートTCソロテント |
ダイヤモンド張りのようなフォルム |
収納サイズ:23×23×54cm、組み立てサイズ:幅330×奥行275×高さ215cm(ポール、ロープを除く) |
総重量約7.5kg、幕本体約4.5kg |
本体:TC(ポリエステル65%・コットン35%)、マッドスカート:ポリエステル、ポール:アルミニウム、ペグ(大):スチール、ペグ(小):アルミニウム、ケース:TC(ポリエステル65%・コットン35%) |
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【筆者おすすめ】 FUTURE FOX FUTURE FOX ワイドキャンプマット |
体の大きな方でもゆったりできる幅広タイプ |
展開時:190×90×8cm、収納時:51×23×29cm |
約3.8kg |
表面:スエード・PVC、側面:PVC、裏面:プラスチック・PVC |
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【筆者おすすめ】 VENTLAX INFLATABLE MAT |
8cm厚の波状ウレタンで体圧を分散 |
展開サイズ:約190×63×8cm、フォームサイズ:約180×58×8cm、収納サイズ:約60×20×20cm |
約2.5kg |
外生地:75Dポリエステル、内部素材:21Dウレタンフォーム |
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【筆者おすすめ】 TOKYO CRAFTS コードユニットスターターセット |
自由にユニットの拡張・組み合わせができる |
スタンド:約幅47×奥行25×高さ32cm、トップボード:約幅44.2×奥行21.3×高さ1cm、マルチバッグ:約幅40×奥行20×高さ20cm |
約4kg |
スタンド:ステンレス、トップボード:ステンレス、マルチバッグ:600Dポリエステル(表地)、PVCコーティング・ベルポーレン(裏地) |
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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) トレッカーソロテントUVUA-40 |
初心者にも設営しやすいソロキャンプ用のテント |
フライ:約幅210×奥行140×高さ110cm、インナー:約幅210×奥行100×高さ103cm、収納サイズ約39×18×18cm |
約2.16kg(本体・フレーム・バッグのみ:1.99kg) |
フライ:ポリエステルリップストップ210T(PU2,000mm)UVカット・撥水加工、インナー:ウォール=ポリエステル185T(通気性撥水加工)、フロア=ポリエステルOXF150D(PU3,000)、メッシュ:ポリエステルノーシームメッシュ、ポール:アルミニウム合金φ8.5mm |
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モンベル ダウンハガー650 #3 |
一年を通じて使える快適なフィット感のシュラフ |
収納サイズ:φ15×30cm |
695g(スタッフバッグを含む総重量720g) |
表地:30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ(はっ水加工)、裏地:30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ |
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THERMAREST(サーマレスト) ネオエアーウーバーライト |
コンパクトなサーマレストシリーズ |
幅51×奥行183×高さ6.4cm、収納サイズ:15×9cm |
250g |
15Dナイロン |
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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブル〈コンパクト〉M-3713 |
軽くてコンパクトにまとめられる一人用にぴったりのテーブル |
約幅40×奥行29×高さ12cm、収納サイズ:約7×6×長さ40cm |
約700g |
甲板:アルミニウム(表面加工:アルマイト)、脚部:鉄(エポキシ樹脂塗装) |
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Helinox タクティカルチェア L |
収納袋がチェア収納としても使えるアイディア商品 |
使用時:高さ72×幅59×奥行55.5cm、収納時:高さ9.5×幅14.2×奥行40.5cm、座面の高さ:37.5cm |
使用時:1.098kg、収納時:1.228kg |
フレーム素材:金属(アルミニウム合金)・樹脂・ヒンジ、先端部素材:ナイロン、張り材素材:ポリエステル、収納袋素材:綿・ポリエステル |
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コールマン(Coleman) クアッドマルチパネルランタン |
マルチに使用できる乾電池式LEDランタン |
約φ14.5×高さ23.5cm |
約1.2kg |
ABS樹脂、他 |
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ユニフレーム(UNIFLAME) ファイアグリル |
焚き火からバーベキューまでソロでも楽しめる焚き火台 |
使用時:約43×43×網高33cm、収納時:約37.5×37.5×7cm |
約2.7kg |
炉・ロストル:ステンレス鋼、スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ |
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ロゴス(LOGOS) 防水ファイアーライター |
ソロキャンプの火起こしも手早くできる |
約幅4×奥行2.5×高さ2.5cm(1個あたり) |
約350g |
パラフィン(主成分) |
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スノーピーク(Snow Peak) ソロセットチタン |
軽さと丈夫さ収納力を兼ねたソロクッカーセット |
ポット:φ10.9×12.5cm、カップ:φ11×7.1cm、フタ:φ10.4×2.7cm、収納サイズ:φ11×13.3cm(フタつまみを折り曲げた状態) |
181g(本体のみ) |
ポット:チタニウム、カップ:チタニウム、ハンドル:チタニウム、フタ:チタニウム、フタつまみ:シリコーンゴム |
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ハイマウント(HIGHMOUNT) スポークチタニウム |
スプーンフォークナイフ一式がひとつにまとまった |
約幅3.8×長さ17cm |
約19g |
チタン |
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