工具チョコレートってどんなの?食べるのがもったいないチョコとは
100円以下で買える駄菓子のチョコレートから、1粒いくらで販売されている高級ブランドのチョコレートまで、一言でチョコレートといっても種類が豊富です。また、自分用やプレゼントにピッタリなチョコレートなど、用途に関してもたくさんあります。
そんなチョコレートの中から見た目が面白いものをチョイスしようと考えたときに、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
今回はたくさんあるチョコレートの中でも、食べてしまうのがもったいなくなってしまいそうな「工具型のチョコレート」に関してスポットを当ててみました。実際に取り寄せてみたので、見た目はもちろん味わいなど多方面からご紹介します。
工具チョコレートとは?
名前だけでは想像がつきにくい工具チョコレートとは一体どんなものなのか、まずは手掛けているメーカーについて見ていきましょう。
神戸フランツが売り出した工具そっくりなチョコ
工具チョコレートとはその名の通り、工具にそっくりなチョコレートのことです。兵庫県に本社を構える神戸フランツからは「工具チョコ」の名で売り出されています。
「魔法の壺プリン」など、工具チョコ以外にも大ヒットしたスイーツを扱っているので、名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
遠目に見れば本物にしか見えないそのクオリティは、スイーツに対するこだわりが深いからこそなのかもしれません。
プレミアムバージョンから単品まで購入可能
今回私がお取り寄せをしたのは「工具チョコ カーマニアセットV6」ですが、10種類の工具チョコが入った数量限定のプレミアムバージョン「ベルリネッタ」も販売されています。また、気になる工具チョコだけが欲しい方におすすめの単品購入もあります。
工具チョコを買って食べてみた
上記でも触れましたが今回私が購入したのは「カーマニアセットV6」。セット内容は、モンキィー・ペンチ・スパナSS・ソケット・ラチェットレンチ・ドライバーが各1本ずつです。
個人的にはボルトとナットをはめてみたかったのですが今回は断念。気になる方は、ベルリネッタか単品購入でボルト&ナットが手に入ります。それでは工具チョコを見ていきましょう。
神戸フランツ楽天市場から購入。ダンボールを開けると目に飛び込んでくる、工具箱のような赤が印象的なパッケージ。お店のブランドマークである、錨マークがデザインされています。
箱を開けると、じゃーんといった感じで工具チョコが鎮座しています。サイズピッタリに型抜きされたクッションに囲まれているので、破損の心配はあまりなさそうです。
それにしてもチョコレート特有の甘い香りがするのに、目に飛び込んでくる視覚情報はまぎれもなく工具なので、ちょっとわけが分からなくなりそうでした。
ちなみに上側にも分厚いクッションがあるので、箱のふたを閉める際はちょっとコツがいります。
ではまず見た目からして工具感丸出しなモンキーレンチから。今回のセットの中では一番大物です。
このチョコレートを握りしめて遠めから見れば、普通に工具を持っているようにしか見えないのではないでしょうか。
ズームで見ても、細部にまでこだわった跡がうかがえます。
ちなみに持つとこんな感じです。手で持ってみてもしっかりとした厚みを感じられます。私の手は平均的な女性の手と同じくらいなので、本物の工具よりは少し小ぶりといえるでしょうか。
続いては、こちらも工具としての使用頻度が高そうなペンチ。ぱっと見でも十分に細かく作られているのがわかります。もしかして開け閉めできるのかな…と期待していましたが、さすがにそこまではできませんでした。
しかし、細部のこだわりで一番本物っぽく見えました。
スパナは、モンキーレンチとペンチより小さめサイズです。手で持つと、ちょうどよい握り加減の大きさでした。チョコレートでできたスパナですが、面白アイテムでチョコレートを模したスパナといわれてもちょっと信じてしまいそうです。
ラチェットレンチもなかなかのこだわりようです。持ち手部分のカーブやすべり止めと思われる細かい溝は、見ているだけで楽しくなります。
ソケットがはまる部分も、よくよく見てみるときちんと溝ができているのが面白いです。
ズームにしてみました。ねじ止め跡や神戸フランツの錨マークがさりげなく入っているなど、見れば見るほど感心してしまいます。
ラチェットと対になるソケットチョコ。外側より中側を確認したくなる工具部品のチョコレートです。
ラチェットとソケットを合体させてみました。できるのかな…?と思いながらそっとハメてみるとぴったりです。これはテンション上がる瞬間です!
かっちり噛み合うようにはなっていないので、反対にしてしまうとソケットが落ちてしまう点がちょっと残念でした。はめてみる際には気を付けてくださいね。
最後はドライバーです。私のセットにはマイナスドライバーが入っていました。プラスかマイナスかは特に選べないので、空けてみるまでのお楽しみです。
ドライバーチョコはホットチョコレート用なので、ドライバーの金属部分はチョコではありませんでした。
工具チョコレートの裏面は上記のような感じです。ソケットとドライバーは、立体的に作られているので裏面はありません。
神戸フランツ工具チョコの味は?
見た目も確かに大切なポイントですが、チョコレートとなれば味の方も重要なポイント。さて、気になる工具チョコの味は?といただいてみましたが、おいしいチョコレートでした。
食べやすそうなソケットからいただきましたが、なめらかなくちどけが一番の特徴でしょうか。甘すぎず苦すぎず、私にとっては味のバランスがよいチョコレートでした。
そのまま食べるのは大変なので、割って食べるのがおすすめです。見た目が惜しくてなかなか思い切りがつかないかもしれませんが、ぜひ食べてみてほしいチョコレートです。
工具型のチョコレート、どんなものがある?
型を集めれば手作りもできる
細やかな点までしっかりと作りこまれている工具チョコレート。ただしセット品はなかなかの値段のものもあります。チョコレートにそこまで出せないと考える方におすすめなのが、手作りの工具チョコレートです。
チョコレートを流す型や作り方のポイントなど、ここから見ていきましょう。
チョコレートの型はCKプロダクツで
まずはないと話がはじまらないチョコレートの型。現在では100円ショップなどでもよく見かけますが、工具の型となるとあまり見かけないものです。
ではどこで型を購入すればよいのか?となった時におすすめしたいのが「CKプロダクツ」。サイズは少し小さめですが、細部まで細工された工具の形をしたチョコレートの型を販売しています。
工具型以外にも様々なチョコレートの型を扱っているので、一度覗いてみてはいかがでしょうか?値段も手頃なので、バレンタインの友チョコにもおすすめです。
工具チョコレートの作り方
基本的に工具チョコレートを作るには、チョコを湯煎して溶かしたあとに型へ流し込んで冷やせば出来上がりです。
しかし、溶かしてただ固めただけのチョコレートを食べて、あまりおいしくなかったと記憶している方もいるのではないでしょうか。実は溶かしたチョコレートをそのまま型へ流し込み、冷蔵庫へ入れて固めるだけではあまりおいしく作ることができません。
そこで、型を使った手作りチョコレートをおいしく仕上げるコツについてポイントをまとめました。※ミルクチョコレートの場合
湯煎の温度
急な温度変化により蒸気が混ざるとチョコの油が分離してしまうので、湯煎の温度は大切です。
約50℃のお湯で、ゆっくりよくかき混ぜながらチョコレートを溶かしていきます。このとき、湯煎のお湯も混ざらないように気をつけましょう。あらかじめチョコレートを細かく刻んでおくと溶けやすくなります。
固める前のひと手間、テンパリングのやり方
テンパリングは、チョコレートをおいしく仕上げるための工程です。
50℃で溶かしたチョコレートを、今度は40℃程度の湯煎へ移して温度を下げます。チョコレートの温度が40~45℃になったら、10℃程度の水を入れたボウルで30℃くらいまでチョコレートの温度を下げましょう。
最後に30~35℃の湯煎でチョコレートの温度を30℃まで上げます。あとは型へ流し込み、常温で固まるのを待つのがおすすめです。チョコレートをかき混ぜるときは、空気も入らないように気を付けてください。
手間をかけることで、なめらかなつやのあるチョコレートを作れます。
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