〈プロ解説〉加圧シャツに期待できる効果とおすすめ商品　着圧ウェアも紹介

レディース向けの加圧シャツ。ノースリーブタイプのため、アウターにひびきにくいところが魅力です。腹部を中心に圧がかかることで、体幹部への刺激が加わり姿勢補正などにつながります。

また、正しい姿勢を保つメリットとして、スポーツ中のトレーニング効果（筋肉への刺激）を高めたり、日常生活において消費エネルギーが増えることで運動効果をサポートしたりする点が挙げられます。

ノースリーブタイプの加圧シャツ。着用により体幹部や背中などを全面から360度加圧して、正しい姿勢に補正します。

特に、猫背を補正することは上半身のあらゆる動きの動作改善や腰痛の予防につながるため、背中が丸くなりがちな方におすすめのアイテムです。

多くのスポーツ選手が愛用するコンプレッションウェア。インナーとして着用することで、動作のサポートや体温調整など、あらゆる場面で役立つアイテムです。

上半身全体のフィット感が高いため、多様な動きのあるスポーツ・トレーニング時に着用すると、効果が実感しやすいでしょう。また、カラーやサイズのバリエーションが豊富にあるので、手持ちのウェアにあわせて選びやすいのもうれしいポイントです。

イチロー選手をCMに起用したことで知名度が上がった、ワコールのCW‐Xシリーズ。

定番のロングタイツタイプは、股関節・膝の動きのサポートや、ふくらはぎの着圧によるパフォーマンスの向上、ケガの予防、疲労感の軽減など、あらゆる機能が搭載されています。ランニングや下半身を多く使うスポーツにおいて、特に効果を発揮しやすいアイテムです。

なお、一般的なロングスパッツよりも着圧が強いため、サイズ選びをしっかり行い、正しい着用方法を確認すると良いでしょう。着圧機能を高めるためにすそが狭めにつくられているので、脱ぎはきする際は少し慣れが必要です。

着圧の効果が得られやすい部位としてよく挙げられるのは、ふくらはぎ。いわゆるむくみ防止のほか、スポーツにおいては、ふくらはぎの痙攣（こむらがえり）予防や足部の疲労軽減につながることが期待できます。

サポーターなども手がけるザムストの着圧ソックスは、ふくらはぎのサポートのほか、足底アーチやアキレス腱サポート機能があり、着地動作を繰り返すなかでの足部の崩れを防ぐ役割もあります。

ふくらはぎに圧力をかけられるアイテムはドラッグストアなどでも近年多く見かけますが、効果を体感するためには部位に適した圧が必要となります。

本品は、足首からふくらはぎにかけて着圧を段階的に弱める「3Dコンプレッション設計」を採用。ふくらはぎの筋肉の揺れを抑えるのにも役立つので、スポーツ時におすすめのアイテムです。

特殊セラミックの粉末が練り込まれた機能素材を使用。遠赤外線の血行促進作用により、疲労や筋肉のこりなどの症状改善を行うことを目的とした、衣類形状の器具（参考：家庭用遠赤外線血行促進用衣/厚生労働省）です。

フィットしたサイズを使用することで皮膚と密着し、素材の持つ保温効果などが得られるため、購入を検討する際には、サイズをしっかり確認すると良いでしょう。

加圧シャツを着る目的のひとつは、パフォーマンスアップ。

リラクゼーション効果を求めている方にとっても、加圧シャツは効果的となる場合があります。

テーピングのようなサポート効果があるタイプのウェアを探している場合、どの関節のどういった動作を補助するかを確認しましょう。

さまざまな動作に対応しているものが良いとは思いますが、過度なサポートは可動域の低下などトレーニング効果の妨げになる場合もあるため、まずは製品の性能を比較すると良いでしょう。