〈プロ解説〉湯たんぽ、おすすめ19選 充電式や手軽な電子レンジ対応タイプも
寒い季節には、暖房家電を使用することで光熱費が気になるところ。そこで注目されているのが、昔からある湯たんぽです。
火事の心配もなく、使わないときは収納しておけるのもメリットです。最近では、充電式や電子レンジで温めるタイプもあり、さまざまな商品があります。
そこで今回は、家事アドバイザーの矢野きくのさんによる、湯たんぽの選び方やおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
まずは、矢野さんおすすめ、湯たんぽ4選
おすすめポイント
おすすめポイント
軽くて扱いやすいポリエチレン製の湯たんぽです。自立するため、熱い湯たんぽにも上から簡単にカバーをかけられます。シーズンが終わったあとの収納も、狭い隙間に立てておけるので場所を取らず便利です。また持ち手の中をお湯が通らない構造なので、持ち手が熱くならず、お湯を入れた状態での持ち運びもしやすくなっています。
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おすすめポイント
中材にポリエチレングリコール天然増粘剤を使用し、電子レンジで温めれば繰り返し使えます。600W以下の電子レンジで4分加熱するだけで、約42度の温度を8時間ほど保てる優れものです。熱々ではありませんが体温より高い温度を保つことができ、布団の中にも安心して入れておけます。湯たんぽを試してみたい方や、お湯を入れる手間を省きたい方におすすめです。
おすすめポイント
AC電源で約10分充電することで繰り返し使える充電式湯たんぽです。最高温度は65度に達し、保温は約6〜10時間可能。一晩中温かい状態を保ちます。液晶表示電源ランプがあり、電源に差し込むとアイコンが表示され、充電状態がわかります。加熱が完了すると自動的にオフになるので、加熱しすぎる心配はありません。充電さえできれば屋外でも使えるので、秋冬のキャンプなどで使うのにもおすすめです。
湯たんぽを使うメリットは?
Photo by iStock
湯たんぽのメリットは、なんといってもコストパフォーマンスに優れていることです。価格も手頃な商品が多く、お湯を入れるだけだったり、中の液体を温めるだけだったりと、さほどランニングコストもかからずエコな暖房器具として活躍します。
使用時に室内の空気を乾燥させることもないため、暖房による肌や喉の乾燥が気になる方にもおすすめです。
また持ち運びもできるので、リビングや寝室など場所を選ばず使えるほか、秋冬のキャンプやスポーツ観戦といった屋外での防寒対策にも役立ちます。
湯たんぽの選び方、素材ごとの特徴
ポイント解説
湯たんぽは素材によって加熱方法や保温時間の長さが変わってきます。使用場所や目的に合わせて、自分にぴったりなものを選びましょう。
金属や陶器|温かさが一晩もちやすい
金属や陶器の湯たんぽは、使うたびに沸かしたお湯を入れるのが一般的。金属製の中には、水を注いで直火で温められる商品もありますが、カバーに入れるときなどには、やけどしないように扱いましょう。
また、金属製はシーズン終わりにしっかり乾燥させないと中が錆びてしまうので要注意。陶器製は、持ち運ぶ際に落として割らないように気を付けてください。
金属製・陶器製ともに保温効果が高く、夜に入れたお湯が翌朝になっても温かいままなのが特徴です。毎回お湯を沸かして入れるのが面倒ではない方に向いています。
ポリエチレン製|軽量で持ち運びが簡単
ポリエチレン製の湯たんぽも、中にお湯を入れて使用します。金属や陶器の湯たんぽに比べると保温性は劣りますが、軽くて扱いやすいのが特徴です。
半日以上高温を保つ必要がなく、就寝時の足冷え対策や、日中ひざの上に乗せて暖をとるといった使い方であれば、十分役に立ちます。価格が比較的安いので、湯たんぽを試してみたい方にもおすすめです。
ポイント解説
湯たんぽには、中のお湯が漏れてくるのを防ぐために、ふたにパッキンが使われているものがあります。数年使用していると、パッキンがゆるくなってきてしまうので交換が必要です。パッキンだけ単体で売っているメーカーも多いので、湯たんぽを購入するときは交換用のパッキンがある商品を選ぶといいでしょう。
ゴム製|柔らかく、体にフィットしやすい
ゴム製の湯たんぽも中にお湯を入れて使います。保温性は金属や陶器の湯たんぽに比べると劣りますが、柔らかく、体にフィットしやすいのが特徴です。
硬い金属や陶器の商品だと、布団の中の足元に置いていて違和感があるという方は、柔軟性のあるゴム製がおすすめです。
充電式|お湯入れの手間がなく便利
近年、流行っているのが、中に蓄熱液が入っている充電式の湯たんぽです。製品によって異なりますが、AC電源やUSB電源で20分ほど充電すれば、6~8時間ほど温かい状態を保てます。
中の水を替える手間はかかりませんが、十分に温まるまで時間がかかる傾向にあります。数十分かかる商品もあるので、自分の使い方に合っているかチェックしましょう。
湯たんぽの使い方、3つのポイント
ポイント解説
最後に、湯たんぽを使うときのポイントを3つご紹介します。
使い方① お湯の温度は70度がひとつの目安
お湯を入れて使うタイプのものは、一般的にポリエチレン製であれば70度前後、金属や陶器であれば70~90度のお湯を入れて使います。温度計で計りながらお湯を沸かしてもいいですが、いったん沸騰させたお湯に水を加えて、湯たんぽに入れられる温度まで下げるほうが、手間がかかりません。
沸騰直後の熱湯を直接湯たんぽに入れるのは、製品の劣化や変形のおそれがあるため避けましょう。耐熱温度は商品によっても異なるため、チェックしてください。
湯たんぽの口は小さいため、熱いお湯を注ぐときにこぼしてやけどする恐れがあります。湯たんぽに漏斗(じょうご)を使ってお湯を注ぐか、注ぎ口が細いタイプのポットを使って入れるといいでしょう。
使い方② カバーをつけて低温やけどを防ぐ
Photo by iStock
心地よいと感じる温度の湯たんぽでも、長時間にわたって身体の同じ部分に触れていると低温やけどをしてしまう場合があります。それを防ぐためにも、湯たんぽにはカバーをつけて使いましょう。
布団の中で足を乗せるような使い方をする場合は、カバーの上からさらにタオルで巻くなどして肌に触れる部分の温度を下げるようにしてください。
使い方③ シーズン終わりは水抜きを忘れずに
お湯を入れるタイプの湯たんぽは、シーズンが終わったら必ず水を抜いて乾かす必要があります。水が残ったまま保管しておくと、内部にカビが生えたり、金属製のものは中がサビだらけになったりするためです。
水を抜いたあと、数日はふたを開けた状態で風通しのよい場所に置いておき、中を完全に乾かしてから片付けるようにしましょう。
〈編集部PICK UP〉湯たんぽ、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数ある湯たんぽの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
【お湯入れ式】湯たんぽ7選
- ヘルメット潜水
-
CLO'Z やわらか湯たんぽ 足用ショートタイプ HY-603-S
- 税込み13,315円(Amazon)
-
キッチンやオフィスでも!足元からぽかぽか
-
足首まですっぽり覆うブーツタイプ。ソフトなウェットスーツ用の生地にナイロンジャージを貼り、保温性を高めています。
お湯を片足1.1Lずつ注ぎ入れて準備完了。部屋にいながら、足湯に浸かっている気分を味わえます。
少しなら移動ができるので、台所での立ち仕事やオフィスでのデスワーク時に使うのもおすすめです。サイズはSのほか、M27cm・L30cm・XL33cmがあります。
- ロゴス(LOGOS)
-
どこでもソフト湯たんぽ 収納袋付き 81661000
- 税込み7,572円(Amazon)
-
やわらかなウェットスーツ素材を採用
-
日本のアウトドアブランドが販売する湯たんぽです。断熱性・保温性に優れ、6時間後も約40度のあたたかさをキープ。肌ざわりのよいウェットスーツ素材でできているため、カバーが不要でそのまま使えます。
商品には、ネジ式で固定してお湯を注げるじょうごが付属。湯たんぽとじょうごが入る収納袋も付いているので、まとめて保管できます。
使わないときは小さく折りたため、持ち運びも楽々。冬場のキャンプやスポーツ観戦などのアウトドアにおすすめです。
【充電式】湯たんぽ4選
- IFUDO
-
ポカウォーマー 充電式湯たんぽ IFD-542
- 税込み1,690円(Amazon)
-
朝まで温かさをキープできるアイテム
-
約20分の充電で、温かさは3〜4時間程度持続。布団の中だと、およそ6〜8時間続きます。カバーに入れた表面温度は約40度で、熱すぎずじんわりとした温かさが魅力です。
約1.1kgと軽量で持ち運びやすく、バッグに入れてもかさばりません。充電器も持ち歩けば、オフィスや旅先などでもチャージできます。
手ざわりのよいフリースカバーは、ベージュ・ブラウン・ピンクから選べます。
【電子レンジ加熱式】湯たんぽ4選
- 三宅化学(TP-miyake)
-
PONPON 電子レンジ専用 湯たんぽ TP
- 税込み2,960円(Amazon)
-
水を入れてレンジでチン!5分で完了
-
1Lの水を本体に注ぎ、500W設定で5分温めます。厚みのあるシリコン製で、フリースの専用カバーも付いていて冷めにくい仕様です。
スクリュー式のふたは注水しやすよう、大きめに作られているのがおすすめポイント。
カラーは、イエロー・ピンク・グリーン・ホワイトの4色展開です。かわいいポップな色合いなので、プレゼントにしてもよろこばれます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】マルカ(Maruka) 湯たんぽ A2.5L袋付 |
直火、IH調理器による加熱OK |
幅29.5×奥行21.6×高さ7.4cm |
610g |
本体/溶融亜鉛メッキ鋼版、口金/しんちゅう、パッキン/合成ゴム |
|
【筆者おすすめ】タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ 2.6L袋付き |
立てられるのでカバー掛けもお湯捨ても簡単 |
幅22×奥行27×高さ10cm |
450g |
本体/ポリエチレン、キャップ/ポリプロピレン |
|
【筆者おすすめ】ICE JAPAN(アイスジャパン) 繰り返し使える湯たんぽ 湯たロン |
約42度の温度を8時間キープ |
幅17×奥行14×高さ2cm |
530g |
中材/ポリエチレングリコール天然増粘剤、本体袋/PET・ナイロン・PP、カバー袋/ポリエステル |
|
【筆者おすすめ】Shinyee 湯たんぽ 充電式 |
充電時間わずか10分、温度は最高65度に |
27.5×18.5cm |
1,100g |
複合PVC、絶縁管、ABS |
|
ヘルメット潜水 CLO'Z やわらか湯たんぽ 足用ショートタイプ HY-603-S |
キッチンやオフィスでも!足元からぽかぽか |
24cm(足のサイズ) |
約780g |
本体/クロロプレンゴム・ナイロン・PET、キャップ/ABS |
|
尾上製作所(ONOE) 金属湯たんぽ黒 MY-7207 |
スタイリッシュでかっこいい湯たんぽ |
約幅29×奥行22×高さ8cm |
約680g |
本体/鉄、カバー/ポリエステル |
|
新光金属 ミニ湯たんぽ(袋付き)銅 S-9397 |
熱伝導率が高く保温性に優れた銅製 |
直径16×高さ5.5cm |
記載未確認 |
本体/純銅 |
|
ロゴス(LOGOS) どこでもソフト湯たんぽ 収納袋付き 81661000 |
やわらかなウェットスーツ素材を採用 |
約縦23×横16×高さ8cm |
約160g |
本体/クロロプレンゴム・ナイロンジャージ、キャップ/ABS樹脂など |
|
土井金属化成 Econano mini湯たんぽ 袋付き |
手軽に温まれるコンパクトサイズ |
約幅20.3×奥行16.1×高さ7cm |
240g |
ポリエチレン、合成ゴム、ポリプロピレン、ポリエステル |
|
マルカ(Maruka) ポリゆた600ml 袋付 |
リーズナブルで手頃なアイテム |
20.5×15.5×6cm |
約200g |
本体/ポリエチレン、キャップ/ポリプロピレン、パッキン/天然ゴムなど |
|
尾上製作所(ONOE) ゴム湯たんぽ2Lカバー付 MY-422 |
天然ゴム製でソフトな使い心地 |
約幅37.5×奥行21×高さ4cm |
約485g |
本体/天然ゴム、カバー/ポリエステル |
|
GDT moz 蓄熱式湯たんぽ EF-HW02 |
スタイリッシュな北欧デザイン |
約幅27×奥行19×高さ7cm |
約1,200g |
本体/ナイロン・PVCなど、蓄熱液/水、カバー/ポリエステル |
|
IFUDO ポカウォーマー 充電式湯たんぽ IFD-542 |
朝まで温かさをキープできるアイテム |
約幅18×奥行8×高さ23cm |
約1,100g |
本体/ポリエステル、蓄電容器/PVC、保温袋/ポリエステル |
|
ヒロ・コーポレーション 蓄熱式湯たんぽ HDL |
ぬいぐるみみたいなかわいい湯たんぽ |
約36×29×7.5cm(うさぎ) |
約1,383g(うさぎ) |
本体・蓄電容器/PVC・ポリエステルなど、カバー/ポリエステル |
|
山善(YAMAZEN) 蓄熱式 湯たんぽ コードレス YTY-S400H |
手を入れて使えるデザイン |
幅26.5×奥行19×高さ5cm |
1,250g |
本体/PVC・ポリエステルなど、蓄熱液/水、カバー/ポリエステル・PP綿 |
|
三宅化学(TP-miyake) PONPON 電子レンジ専用 湯たんぽ TP |
水を入れてレンジでチン!5分で完了 |
約13.4×8.3×21.2cm |
約450g |
本体/シリコーン、キャップ/ポリカーボネートなど |
|
LIPPA 湯たんぽ 電子レンジ対応 あったかカバー付き |
冷熱どちらもOKのシリコン製 |
24×11×4.5cm |
181g |
シリコンゴム、PC、PA、ポリエステル |
|
ラドンナ hocca レンジですぐにホッカホカ ジェル湯たんぽ M RX40-JY |
温めたいところにフィットするジェルタイプ |
約25×18cm |
約700g |
本体中材/水・ゲル化剤、カバー/ポリエステル |
|
白元アース レンジでゆたぽん 首・肩用 |
やさしいぬくもりで、じんわり温め |
50cm(首回り) |
記載未確認 |
本体成分/水・ゲル化剤・色素、カバー/ポリエステル |
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