〈プロ解説〉バーベキューの服装やレディースコーデのおすすめを紹介

川口 ゆかり(ファッションライター)
最終更新日: 2024-10-30

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シーズンを問わず、家族や友人と楽しめるバーベキュー。準備をするため動き回ったり、食事の際に汚れたりするので、服装選びは重要なポイントです。

アウトドアイベントに慣れていない方だと、「どんな格好で行けばいいの?」と悩んでしまうことでしょう。そこで、今回はおしゃれかつストレスフリーに過ごせる、バーベキューにおすすめの服装をすべて私服でご紹介します。

ファッションライター
川口 ゆかり
人気ファッションライターとして「LEE」「Domani」「25ansウエディング」で連載中。SNSでたびたび公開する自宅がおしゃれと話題になり、「おうちキャンプ&アウトドア ベランピングスタイルブック」(辰巳出版)や「東京ベランダストーリー」(BS朝日)に登場。
※川口さんには2023年9月、選び方解説の執筆と筆者おすすめ商品の選定をしていただきました。記事後半の編集部ピックアップ商品は最新の情報をもとに選んでいます。

バーベキューの服装で大切なポイント

バーベキューの服装選びのポイントまとめ
川口 ゆかり

ポイント解説

バーベキューを満喫するにはどんな服装がいいのか、5つのポイントを解説します。

① 露出を抑えた動きやすい服装を心がける

基本的にバーベキューは屋外で行うことが多いので、ヒールの高い靴やタイトスカートのような身動きがとりづらい格好は避けましょう。周囲の人に迷惑がかかり、思いっきり楽しめない場合があります。

露出が多い服装は、虫刺されや日焼けの原因にもなります。できる限り露出は控え、パンツスタイルやロングスカートを選ぶと安心です。

② 汚れが気にならない濃い色がおすすめ

ドリンクやフードの食べこぼしが心配な方には、淡い色より、汚れてもシミが目立ちにくい濃い色(黒やネイビーなど)がおすすめです。どうしても淡い色の服が着たい場合は、上からエプロンをつけるなどして、おしゃれにカバーしましょう。

淡い色の服はエプロンをつけてカバー(筆者提供)

③ コットンなどの燃えにくい素材を選ぶ

バーベキュー中は火の近くで活動することが多いため、火の粉が舞って服に付着し、穴が開いてしまうことも。

特に化学繊維素材(ポリエステルやナイロン)や、フリルやレースといった風になびく薄手の素材は、燃えやすいので避けたほうが無難です。コットンなどの自然素材は、燃えにくいため、バーベキューに適しています。

④ 洗濯機で手軽に洗えるものが一番

Photo by iStock

開放的な雰囲気が楽しめる一方で、調味料がはねたり、泥や砂がついたりして、服が汚れてしまうことも多いバーベキュー。わざわざクリーニングに出すのは避けたいところです。洗濯機でざぶざぶ洗える素材を選んで、汚れやニオイはその日のうちにサヨナラしましょう。

⑤ 屋外では日焼け対策の小物が必須

屋外で行うバーベキューは紫外線の影響を受けやすいため、日焼け対策が必要になります。特に顔周りや首周りは無防備になりがちなので、キャップやつばの広いハット、日傘でカバーするのが鉄則です。

また、肌だけでなく、注意したいのが「目」の保護。秋冬でもサングラスをかけるなどして日差しを遮り、目の負担を軽減しましょう。

季節別、バーベキューにおすすめの服装

川口 ゆかり

ポイント解説

おさえるべきポイントがわかったところで、コーディネートをチェックしていきましょう。暑さや日焼け対策がマストな【春夏】と、寒暖差が激しい【秋冬】に分けて、おすすめのコーディネートを紹介します。

【春夏】動きやすさ重視なら、やっぱりデニム

筆者提供

Tシャツ×デニムといったバーベキューの鉄板スタイルも、自然になじむアースカラーを選ぶことで大人っぽくまとまります。アウトドアブランドのキャップやサコッシュで、スポーティーなアクセントを。

キャップを被ると視線が上に集まり、縦のラインが強調されてすっきりと見えます。ゴールドのアクセサリーを耳元に加えれば、垢抜けたおしゃれな着こなしに。

【春夏】川が近いなら、ハーフパンツで軽快に

筆者提供

地味な印象になりがちなボーダーカットソーは、ハーフパンツでアクティブに。素足だと日焼けや虫刺されの心配があるので、レギンスを履いたり、足の甲を覆うグルカサンダルにソックスを合わせたりすると安心です。

頭全体を覆うつば広ハットなら、日焼けしがちな首の後ろも抜かりなくカバーできます。

【春夏】サロペットで上半身もおしゃれにカバー

筆者提供

汚れがつきもののバーベキューにぴったりなのが、下半身だけでなく、上半身もカバーできるサロペットやオーバーオール

動きやすさとファッション性を兼ね備えながら、実用的といいことずくめ。何より、いっぱい食べてもお腹が目立たないのがうれしいポイントです。合わせるインナー次第でオールシーズン着まわせます。

【夏】スカートなら、色とデザインにこだわって

筆者提供

バーベキューのボトムスはパンツ一択と思われがちですが、スリットが入ったロングスカートなら、足さばきもよく、ストレスなく動き回れます。肌寒いときは下にレギンスやパンツを重ねれば体温調節ができ、実はパンツより快適なことも。

紫外線をカットするつば広ハットやアウトドアブランドのショルダーバッグを斜めがけして、おしゃれ度をアップさせましょう。

【夏】屋内であれば、きれいめなワンピースを

筆者提供

夏は自然の中だけでなく、ホテルやレストランといった都心のバーベキュー施設でのお誘いも増える季節。フォーマルな装いまでいかなくても、デニムやハーフパンツは控えたいものです。

そんなときおすすめなのが、コーディネートに悩むこともなく、1枚でキマるワンピース。食後のぽっこりお腹も、ゆるっとしたワンピースであれば気になりません。

引き締まって見えるブラックなら汚れが目立ちにくく、スタイルアップにも役立ちます。ぺたんこサンダルで、足元もラフに楽しみましょう。

【秋】ロング丈のデニムスカートもおすすめ

筆者提供

肌の露出を抑えつつも、動きやすいデニムスカートはバーベキューにぴったり。かがんだり、座ったりしても安心なロング丈を選択するのが正解です。

足元はコンバースのハイカットスニーカーで秋らしい仕上がりに。寒さ対策として、サッと羽織れるシャツジャケットが1枚あるといいですね。

【秋】長袖のワンピースは、肌寒い秋にぴったり

筆者提供

カジュアル感ときれいめのいいとこどりができる長袖のワンピースは、それほど気温が上がらない秋のバーベキューにぴったり。コットン素材特有のナチュラルな風合いと、ハットがもたらすこなれ感で、洗練された印象に。

日差しが強いときには、UVカット効果のあるサングラスで紫外線を軽減しましょう。足元はスポーツサンダルやスニーカーがおすすめです。

【秋冬】ロゴスウェットは秋口から冬にかけて活躍

筆者提供

秋冬のバーベキューに欠かせないのが、1枚であたたかいロゴスウェット。ボトムスはデニムも合いますが、ショートパンツでスポーティにしてもいいでしょう。

アクティブなシーンでも、おしゃれ心を忘れたくない大人におすすめです。夜はグッと冷え込むので、スノーブーツでしっかりと防寒対策を。

【秋冬】ダウンジャケットで朝夕の寒暖差に対応

筆者提供

寒い季節に山でバーベキューをするなら、厚手で難燃素材のアウターを持っておきたいもの。体温調節ができるダウンジャケットであれば、あたたかいうえにアウトドア気分が一気に高まります。

汚れが気にならない黒いダウンジャケットにチェック柄のキャップで、日差し対策もばっちりです。

バーベキューにはエプロンがあると便利!

筆者提供

バーベキューにあると便利なのが、おしゃれな「エプロン」。食材を調理しているとき、服が汚れずに済むというのが一番のメリットですが、火の粉を防いだり、コーディネートのアクセントになったりと幅広く活躍します。

アウトドアブランドでは、難燃性素材を使用したエプロンを取り扱っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。エプロンを着用することで、バーベキューがより快適になるはずです。

筆者が選ぶ、おすすめのエプロン3選

川口さんおすすめ①
TAKIBI Light Ripstop Apron
  • スノーピーク
  • TAKIBI Light Ripstop Apron

  • 税込み12,320円(楽天市場)
  • 男女問わず使えるシンプルなエプロン

川口 ゆかり

おすすめポイント

パートナーとシェアすることもできる、スノーピークのエプロン。オリジナルの難燃性素材を採用しているため、火の粉による穴あきの心配が少ないのが魅力です。

フロントポケットは上からも横からもモノを入れられる二重構造になっていて、おしゃれなだけでなく、機能性にも優れています。
スノーピーク TAKIBI Light Ripstop Apron
川口さんおすすめ②
  • ドレッセン
  • DRESSSEN ADULT APRON #91 “BBQ HERO”

  • 税込み7,480円(公式サイト)
  • 「BBQ HERO」のロゴが魅力

川口 ゆかり

おすすめポイント

コットン100%の丈夫な帆布(はんぷ)生地にキャッチーなロゴがプリントされた、ドレッセンのエプロン。

クスッと笑えるようなメッセージが入ったエプロンをまとえば、バーベキューの盛り上げに一役買えます。料理好きのパートナーへのギフトとしても喜ばれるでしょう。
川口さんおすすめ③
  • ワークマン
  • 耐久撥水Field(フィールド)リップエプロン

  • 税込み1,900円(公式サイト)
  • 取り出しやすい多収納ポケット

川口 ゆかり

おすすめポイント

耐久撥水かつ汚れが取れやすいDIAMAGIC DIRECT(ディアマジックダイレクト)素材の高機能エプロン。ポケットのサイズや位置も工夫されていて、あらゆる道具が収納できます。

手頃な価格でカラーバリエーションも豊富なため、色違いで揃えるのもおすすめです。

続いては、筆者が選ぶバーベキューにおすすめの商品4選

川口 ゆかり

ポイント解説

実際に使ってみて便利さを実感したアイテムや、バーベキューコーディネートにおすすめの小物をご紹介します。暑い季節も肌寒い季節も、おしゃれで機能的なアイテムを活用して、思いっきりバーベキューを楽しみましょう。
川口さんおすすめ①
  • ノースフェイス
  • ウォータープルーフホライズンハット NN02344

  • 税込み5,260~5,614円(Amazon)
  • 取り外し可能なあご紐付き

川口 ゆかり

おすすめポイント

おしゃれに紫外線対策ができるアイテムとして人気の、ホライズンハットのウォータープルーフモデル。正面だけでなくサイドまで360度カバーするやや大きめのつばが、強い日差しや雨からしっかりと守ってくれます。

取り外し可能なあご紐付きで、風に飛ばされるリスクを軽減。ユニセックスなので、子どもやパートナーと揃えるのもおすすめです。
川口さんおすすめ②
  • ポロ ラルフ ローレン
  • コットン チノ ベースボール キャップ

  • 税込み7,480円(楽天市場)
  • ポニー刺繍が印象的なポロならではのデザイン

川口 ゆかり

おすすめポイント

フロントにシグネチャーのポニー刺繍が入ったベースボールキャップ。筆者はホワイトやブラウンなど何色か持っていますが、カジュアルなコーディネートが上品にまとまるので、アウトドアスタイルには欠かせない存在になっています。

カラーやサイズ展開が豊富なので、子どもやパートナーとお揃いのコーディネートができるのもうれしいポイントです。
川口さんおすすめ③
  • モンベル
  • トラベル サンブロックアンブレラ 50

  • 税込み9,980円(楽天市場)
  • 遮熱性に優れた晴雨兼用の軽量傘

川口 ゆかり

おすすめポイント

裏面を黒くすることで光を吸収し、視界を見えやすくしています。

晴雨兼用傘で、同ブランドのシルバーのサンブロックアンブレラより骨の長さが5cm短く、コンパクト。天候が変わりやすい山のバーベキューや、梅雨時期のアウトドアに1つあると安心です。

▼「トラベル サンブロックアンブレラの使い方」を紹介する公式動画がこちら

川口さんおすすめ④
オールスター ライトHI
  • コンバース
  • オールスター ライト HI

  • 税込み5,980円(楽天市場)
  • 従来品より軽量化したハイカットモデル

川口 ゆかり

おすすめポイント

アウトドアシーンだけでなく、普段使いもできるスニーカーといえば、コンバースのオールスター。「オールスター ライトHI」は通気性とクッション性に優れていて、機能面も充実しています。

オールスターシリーズの中でも軽量で、筆者は色違いで愛用しています。デニムはもちろん、ショートパンツからロングスカートまで、どんなボトムスともよく合うので、一足持っておいて損はないでしょう。

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