〈プロ解説〉A3対応プリンター、おすすめ3選 A3ノビ対応や複合機も紹介

松本 友(紙専門店の松本洋紙店・店長)
公開: 2024-11-06

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

ビジネス文書やポスターなど、幅広い用途に活躍するA3対応プリンター。A3より少し大きめのノビ印刷が可能なものや、スキャンやコピーもできる複合機など、さまざまな商品があります。

この記事では、松本洋紙店・店長の松本友さんに、A3対応プリンターの選び方やおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。

紙専門店の松本洋紙店・店長
松本 友
紙業界に20年以上携わっているうち全ての期間を、インクジェットとレーザープリンター用紙に特化して販売しているという業界の中でもかなり特殊な存在。とにかく紙とプリンターが大好きで、プリンターは常時6台を使用しています。

まずはプロおすすめ、A3対応プリンター3選

松本友さんがおすすめする、A3対応プリンターを紹介します。

① エプソン EP-982A3

EP-982A3

場所を取らないコンパクトサイズ

松本 友

おすすめポイント

ふだんはA4、ときどきA3でプリントしたいというニーズに応えた製品です。

A4サイズまでは用紙カセットで対応し、A3サイズには背面の手差しトレイで対応しています。A3用紙は1枚ずつしかセットできないので、A3を大量に印刷したい人には不向きですが、A3対応プリンターとしてはコンパクトなサイズで場所を取りません。

ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの基本となる4色に、ライトシアン、ライトマゼンタを加えた計6色のインクを搭載し、写真も高画質で印刷できます。スキャンやコピーもできる複合機なので、さまざまな用途に使えて、家庭にあると便利な一台です。
タイプ:インクジェット
サイズ:幅479×奥行356×高さ148mm(収納時)
重量:約8.5kg(本体のみ)
A3ノビ対応:×
インク色数:6

② エプソン EW-M973A3T

EW-M973A3T

大容量インクで低印刷コストを実現

松本 友

おすすめポイント

大容量インクタンクを搭載した製品で、コピーやスキャンもできる複合機です。本体にインクタンクが設けられ、インクの補充にはインクボトルを使用します。ランニングコストが低く、A4カラー文書は約1.8円、A4モノクロ文書は約0.7円で印刷できます。

搭載しているインクは、基本となる4色の染料インクに、顔料インクのマットブラックと染料インクのグレーを加えた計6色です。顔料のブラックインクは、文書の印刷に適しています。グレーインクは、豊かな階調表現を可能にし、粒状感を低減します。

文書にも写真にも強いプリンターです。A3ノビに対応しているので、気に入った写真を大きなサイズで印刷し、飾る用途にも適しています。

▼「EW-M973A3T」を紹介する公式動画がこちら

タイプ:インクジェット
サイズ:幅523×奥行379×高さ169mm(収納時)
重量:約11.1kg(本体のみ)
A3ノビ対応:⚪︎
インク色数:6

③ キヤノン LBP861C

LBP861C

枚数の多い印刷業務にぴったり

松本 友

おすすめポイント

A3対応のカラーレーザープリンターで、コピーやスキャンはできない単機能の製品です。

先に紹介した2機種よりも価格が高めで、家庭向けというよりもビジネス向けの製品といえます。A3対応レーザープリンターとしてはコンパクトで、小規模な事業所や飲食店のバックヤード、病院のカウンター内などにも置きやすいサイズです。

コンパクトながら印刷スピードが速く、カラーもモノクロもA4用紙を毎分36枚の速さで印刷できます。ランニングコストは、大容量インクタンクを搭載したインクジェットプリンターにはおよびませんが、A4カラー文書で約12.6円、A4モノクロ文書で約3.2円と低く抑えられています。
タイプ:レーザー
サイズ:幅556×奥行585×高さ403mm(本体)
重量:約38kg(カートリッジを除く)
A3ノビ対応:×
インク色数:4(トナー)

A3対応プリンターの選び方、Q&A

A3対応プリンターの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。

Q1、まずは何に注目して選ぶべき?

プリンターの画像

Photo by iStock

松本 友

松本 友さん

A3対応プリンターには、大きく分けてインクジェットプリンターとレーザープリンターの2種類があります。

インクジェットプリンターの特徴は、「写真が鮮明に印刷できる」ことです。写真や年賀状を印刷する機会が多い家庭に向いています。

一方、レーザープリンターには、「文字がくっきりと見やすく印刷でき、印刷スピードが速い」という特徴があります。大量の文書を素早く印刷できるので、ビジネスシーンに適しています。

ランニングコストは、これらの2種類での違いに加え、同じインクジェットプリンターの中でも、インクカートリッジを使用するタイプと本体に大容量のインクタンクを搭載したタイプとでも大きく異なります。

機種による違いもありますが、基本的に、大容量インクタンクを搭載したインクジェット>レーザー>カートリッジ式のインクジェットの順で、ランニングコストに優れています。

松本 友

松本 友さん

ランニングコストを重視するなら、大容量インクタンクを搭載したインクジェットプリンターを選ぶと良いでしょう。

Q2、使いやすいA3対応プリンターを選ぶには?

黒いプリンター

Photo by iStock

松本 友

松本 友さん

A3対応プリンターには、A3用紙を用紙カセットにセットする製品と、手差しトレイにセットする製品とがあります。

頻繁にA3で印刷するのなら、用紙カセットにA3用紙をセットできる製品が便利です。その代わり、本体サイズが大きくなり、広い設置スペースが必要になります。

ふだんは A4の印刷がメインで、A3はときどき印刷する程度なら、手差しトレイにセットするタイプのプリンターがコンパクトでおすすめです。

Q3、「A3ノビ」とは?どんなときに使うの?

プリンターで印刷をしている画像

Photo by iStock

松本 友

松本 友さん

A3対応プリンターの中には、A3よりも少し大きめの「A3ノビ」サイズの用紙まで印刷できる製品があります。

たとえば、A3サイズのポスターを印刷したい場合、A3の用紙に印刷しても、端のほうがキレイに印刷できないことがあります。A3ノビで印刷して、端にできる余白を切り落とせば、端まできれいに印刷したA3サイズのポスターが完成します。

なお、インクジェットプリンターの画質には、インクの色数が影響します。A3対応プリンターを大きな写真の印刷に使う場合は、画像を鮮明に印刷できるように、5〜6色以上のインクを搭載した製品を選ぶと良いでしょう。

※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

タイプ

サイズ

重量

A3ノビ対応

インク色数

Amazonで見る

【プロおすすめ】 エプソン EP-982A3

場所を取らないコンパクトサイズ

インクジェット

幅479×奥行356×高さ148mm(収納時)

約8.5kg(本体のみ)

×

6

Amazonで見る

【プロおすすめ】 エプソン EW-M973A3T

大容量インクで低印刷コストを実現

インクジェット

幅523×奥行379×高さ169mm(収納時)

約11.1kg(本体のみ)

⚪︎

6

Amazonで見る

【プロおすすめ】 キヤノン LBP861C

枚数の多い印刷業務にぴったり

レーザー

幅556×奥行585×高さ403mm(本体)

約38kg(カートリッジを除く)

×

4(トナー)

人気サイトの売れ筋ランキングはこちら


  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!