エプソンのプロジェクターのおすすめ8選 低価格モデルも紹介

竹澤承太郎
公開: 2018-12-18

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ビジネス向けから家庭でのホームシアター向けのモデルまで、様々なモデルをラインアップしているエプソンのプロジェクター

日本国内はもちろん、海外にも普及しているエプソンのプロジェクターの特徴や選び方を紹介します。おすすめのモデルもピックアップするので、ぜひ参考にしてください。


エプソンのプロジェクターの特徴

3種類の液晶方式

プロジェクターはに大きく分けて液晶方式(3LCD方式)・DLP方式・LCOS方式の3種類がありますが、エプソンのプロジェクターでは液晶方式とLCOS方式の2種類から選べます。プリンターメーカーでもあるエプソンでは、原色を綺麗に美しく出せるように3原色の明度が暗くなるDLP方式を採用していません。

3LCD方式では透過液晶を採用していて、多くの製品で動きが速い動画再生に適しています。反射型液晶を採用したLCOS方式では、高画質モデルを中心として上位機種のみに搭載し、4K画質以上を実現しています。

国内のプロジェクター市場において、エプソンは50%以上のシェアを保有し続けているので、用途から探すだけで適したおすすめモデルが見つかるわけです。虹色ノイズや残像感が残るDLP方式を敢えて採用しないことは、動きが速い映像をプロジェクターで観賞する用途にも積極的なモデル展開を行うためと考えられます。静止画と動画両方の画質にこだわるからこそ、エプソンのプロジェクターは支持されています。

家庭向けモデルの4種類の映像モード

エプソンのプロジェクターのうち、EHで始まる型番の機種が家庭向けモデルとなっています。映像モードとして設定値にダイナミック・ブライトシネマ・シネマ・ゲームという4種類を用意して、色味と速い動きのどちらに重点を置いた映像出力を行うか設定可能です。

EH-TW5650のようにゲームモードの代わりにナチュラルモードが用意されている機種もあり、画質重視と高速描画のどちらを優先する用途が多い機種かという観点から、エプソン側で機種ごとにモードプリ設定を変えています。

ユーザーの利用シーンを想定した上で、幅広いモデル展開を行っているからこそ出来ることであって、比較的狭い自室でプロジェクターを利用したゲームプレイ時には残像感が出ないことを最優先しているわけです。

3LCD方式を採用することで、赤・青・黄色という光の3原色をハッキリ出すことが出来るので、原色で描かれることが多いゲームキャラを見失うことが無くゲームプレイにおすすめです。

ルーメン値で分かれる最適な用途

EBで始まる型番の機種は、ビジネス用途に使われることが多いエプソンのプロジェクターです。家庭向けモデルが2,000ルーメン以上を基準とした光束量を基準としている状況に対して、より広い場所で使われるビジネスモデルは4,000ルーメン以上が基準となります。

エプソンの公式サイトでは、会議室の広さによりプロジェクター製品を絞り込み検索出来るようになっていて、推奨スクリーンサイズ60~80インチならば3,200ルーメン以上、80~100インチなら3,600ルーメン以上、100インチ超えならば4,200ルーメン以上です。

プレゼンテーションに利用するためには、目立たせたい部分をしっかり強調する必要があるので、明るくしっかり映し出すことが優先されます。光束量で表すルーメン表記は、最大ルーメンのみが強調されがちですが、実際には3原色ルーメンの数値を確認すると良いです。

エプソンのプロジェクターがビジネス用途で重宝されおすすめモデルが多いる理由として、3原色を明るく表示出来る点が挙げられます。

限られたスペースで大画面投影が可能なモデルも

家庭用よりもビジネスや学校での用途が多いプロジェクターは、エプソンならではの用途に特化した製品作りが徹底されています。中でも他のメーカーが追随出来ない超短焦点デスクトップモデル・超短焦点壁掛け対応モデルという2種類については、限られた設置スペースで大画面投影を可能とする画期的な製品です。

多機能モデルの中には、LCOS方式により光束を高めつつ4K以上の画質を追求するという3LCDモデルの限界を超えた製品としておすすめ出来ます。コンパクト性・軽量性と性能重視の多機能モデルは相反する製品ですが、敢えてラインナップを増やすことであらゆるニーズに対応した製品作りを行うことがエプソンならではのプロジェクターです。

中途半端な製品を用意して満足せずに、明るい常設モデルと称されるほど光束を高めて電気を消さずに広い場所での投影を可能としていることは、披露宴会場に設置されている常設型大規模プロジェクターをイメージすると分かりやすいです。

エプソンのプロジェクターのおすすめ

EH-TW750

エプソンdreamioシリーズのエントリーモデルで、3LCD方式を採用しています。フルHDに対応していて、3,400lmの光束を実現しているので、電気を消さなくてもスクリーンへ投影した映像を見られます。

約2.3mの投影距離で100インチスクリーンを実現出来るので、6畳サイズの部屋であっても大画面迫力映像を出力可能です。4つのカラーモードを搭載しているので、その日の用途に合わせて出力方法を選びたい人におすすめ出来るモデルです。

最も明るさを出したい時のダイナミックモードと明るい部屋で映像を投影したい場合に使用するブライトシネマモードは、ホームプロジェクターとしてどちらが合うのか実際に試して決めると良いです。

最初から電気を消して使う時にはシネマモードを使い、ゲームを大画面で楽しむ際には速い動きに対応出来るゲームモードに合わせれば快適に使えます。DLP方式とは異なり3LCD方式ならば遅延が発生しないので、残像感無く動画閲覧にも適しています。

HDMIおよびアナログ入力はもちろん、無線LAN、QRコード接続に対応しているので、スマートフォンとの接続性も十分です。「ピタッと補正」と呼ばれる縦横両方にわたる台形補正機能は、斜め設置時にも映像が歪みません。

EH-TW6250

独自の4Kエンハンスメントテクノロジーにより、高精細な4K画質を実現したプロジェクターです。前面にスピーカーを内蔵しているほか、Bluetoothスピーカーと接続して自宅をホームシアターにしたい方には特におすすめです。

映像メニューで映像処理を「速い」にすると20ms以下の低遅延でゲームを楽しめます。「イメージ強調機能」によりクリアで自然な画質に調整してくれるほか、「フレーム補間技術」で前後のフレームの間にコマを自動生成して、スポーツなどの動きのあるシーンもダイナミックな表示が可能です。

オンライン会議アプリにも対応しているので、離れた場所との打ち合わせや、レッスンを受ける、友人や家族と盛り上がると行った様々な使い方ができます。

EH-LS650

最大120インチの大画面で迫力の映像が楽しめるモデルです。Epson Setting Assistantでメニューから簡単に映像のゆがみを補正。Android TV対応で見たい番組を探すことができるほか、Googleアシスタントに操作を頼むこともできるので、機器の操作に不慣れでも安心して使えます。

4K相当の高画質を実現しており、4K放送の映像を楽しむこともできます。

また、コントラスト比250万対1を実現しているので、映像を立体感豊かに映し出します。ヤマハ製高性能スピーカーを採用していることもポイント。本格的なスピーカーシステムに匹敵する3Dサウンドを楽しめます。

白と黒の2色展開で、インテリアに合わせて選ぶことができます。

EB-FH52

家庭とビジネス両方で利用しやすいベーシックモデルです。白色と3原色を両方共に3,200lm~3,600lmという明るい光束で表現出来るので、他社が採用するDLP方式とは異なりカラーだけが暗くなるという心配がありません。

4,000lmと高輝度で、明るい部屋でも照明を消さなくてもスクリーンへ映し出せるので、オフィスなどのビジネスシーンと家庭のリビングルームなどの両方で使いたい方にぴったりです。

コントラスト16,000対1という比率と、高精細のFull HDレベルの解像度によって、細かいグラフや表計算ソフトの結果表示をくっきりスクリーンへ映し出せます。

EB-1795F

持ち運びがしやすい厚さ44mmのビジネス向けビジネスプロジェクターです。3LCD方式を採用しており、カラーでも明るく投影。メーカーによると、他の主要方式比で最大3倍の明るさを実現しているということです。

重量約1.8kgで、必要な時に手軽に持ち運べます。「短焦点レンズ」で狭い会議室での使用にも対応。排気を前面にすることで、プロジェクターの後ろを避けて座る必要もありません。

プレゼンテーション利用時にUSBメモリーでファイルをスライドショー投影することができるのもポイントです。投影画面の一部を手で隠すことにより説明しながらPowePointの送り戻しが出来るタッチプレゼンター機能にも対応しています。操作に必要なマークの位置を覚えておくだけで、スクリーン上で説明しながら話を進めることが可能です。

EB-810E

ほぼ真上からの投影が可能な超短焦点壁掛け対応モデルです。投写距離10cmで100型の大画面投影ができるので、天吊りや机上設置でも、少ないスペースで見やすく投影することが可能です。

投写したスクリーンの近くに人が立っても影ができにくいのも特徴のひとつ。湾曲した黒板などへの投影も可能で、オフィスや教育現場はもちろん、商店などでの空間演出にも対応しています。

無線LANに標準対応しており、無料アプリを使ってワイヤレス投写に対応。USBメモリーに保存した動画コンテンツはメディアプレーヤーなしでも再生できます。

EF-11

コンパクトに持ち運べる小型レーザープロジェクターです。テレビチューナー(別売り)とつなげて地デジやBSなどのテレビ放送を大画面で楽しむことができます。

Wi-Fi環境なら、付属のAndroid TV™端末でネットフリックスやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスを簡単に見ることが可能。モノラルスピーカー内蔵で、スタンダード、ボーカル、ミュージック、ムービーの4つのモードからシーンにあわせたサウンドを選べます。

PCやスマホの画面をワイヤレスで投写することもできるので、在宅ワークなどのビジネスシーンでの活用もできます。1,000lmの明るさで、暗闇でなくても鮮やかに投影。補正機能が充実しており、斜め横からの投影でも補正が可能です。

EF-12

Android TV™機能搭載の高音質スピーカー内蔵モデルです。これ1台で動画配信サービスのプログラムを迫力の映像と音声で楽しむことができます。

持ち運びやすいスクエア型のコンパクトデザインながら、1,000lmの明るさを実現。部屋を真っ暗にする必要がありません。画質調整機能が豊富で、暗いシーンもディテールまでしっかりと表現。明るいシーンは白飛びを防ぎます。

ヤマハ製高性能スピーカー搭載で、パワフルで臨場感のある音響が楽しめます。シーンにあわせてシアター、テレビ、スタジオ、スタジアム、ライブ/コンサートの6つのモードから選ぶことができます。Bluetooth®モードでスマホなどと接続すれば、Bluetooth®スピーカーとしても使えます。


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