モバイルプロジェクターおすすめ3選!外出先で使いやすいモデルを選ぶポイントも
外出先でのプレゼン、大人数での動画鑑賞など、さまざまなシーンで活躍してくれる「モバイルプロジェクター」。コンパクトながらも大画面で映像を楽しめる手軽さから、ビジネスにもプライベートにも取り入れる人が増えています。
とはいえ、解像度や明るさ(ルーメン)、バッテリー持ち、スピーカーの有無、さらには接続方法など、選ぶ際に注目すべきポイントは多岐にわたります。使い勝手や映像の美しさには大きな差があり、「どれを選べばいいのかわからない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ガジェット・PCライターの山本竜也さんが、使用スタイルに合わせて選べるおすすめのモバイルプロジェクターと、失敗しない選び方のポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、自分にぴったりの一台を見つけてください!
まずは筆者おすすめ、モバイルプロジェクター3選
筆者おすすめのモバイルプロジェクター3選を紹介します。
① Anker Nebula Capsule 3
500ml缶と同等のコンパクトサイズ
おすすめポイント
500ml缶と同等のコンパクトサイズながら、最大120インチの投影に対応したエントリーモデルのモバイルプロジェクター。解像度は1920×1080ピクセルで、台形補正機能も備えます。Google TV搭載で単独での投影ができ、約2.5時間の動画再生が可能です。ただ、明るさが200ANSIルーメン(※)とやや暗め。また、スタンド機能がないので、細かな角度調整や天井投影には、別売りのアクセサリや三脚を使用する必要があります。
※ANSIルーメン:米国国家規格協会(ANSI)が定めた明るさの単位。スクリーンに白色の映像を投影し、画面を3×3の9点に分けて中央の照度を測定し、平均照度に画面の面積を掛けて算出される。
▼「Anker Nebula Capsule 3」を紹介する公式動画がこちら
② XGIMI MoGo 2 Pro
3D ToFセンサーを搭載
おすすめポイント
400ISOルーメン(※)の明るいプロジェクターで、フルHD(1920×1080ピクセル)の鮮明な映像を投影できます。ANSIルーメンでない点は認識しておきましょう。3D ToFセンサーを搭載しており、自動台形補正(垂直・水平)とオートフォーカスが可能。プロジェクターを動かしても、即座にピントや画面の歪みを補正します。Android TV 11.0を搭載しており、アプリによる動画視聴も可能。注意点としては、バッテリーを内蔵していない点が挙げられます。USB PDに対応しているため、65W以上のモバイルバッテリーやポータブル電源を使えば、コンセントのない屋外などでの利用も可能です。
※ISOルーメン:国際標準化機構(ISO)の「ISO/IEC 21118」規格に基づいて測定された明るさの単位。測定手法はANSIと基本的に同じだが、使用するスクリーンのサイズや測定条件の一部がより厳密に規定されている。
③ BenQ GV50
三脚不要、単独で天井に投影できる
おすすめポイント
独自の回転スタンドを備えており、垂直方向は135度まで回転可能。三脚なしで、単独で天井に投影できるのが特徴です。明るさも500ANSIルーメンと、モバイルプロジェクターとしては高輝度です。台形補正はもちろんのこと、投影箇所にあるライトや窓を避けて映像をリサイズする自動障害物回避機能や、リモコン操作による画面シフトにも対応します。スリープタイマーを搭載している点がユニークで、壁や天井に投影して就寝時に利用する場合でも、安心して寝落ちできます。バッテリーでのビデオ再生時間は2.5時間。モバイルバッテリーからの給電にも対応します。
▼「BenQ GV50」を紹介する公式動画がこちら
モバイルプロジェクターの選び方、Q&A
モバイルプロジェクターの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、最初に見るべきポイントは?
Photo by iStock
山本竜也さん
モバイルプロジェクター選びで最も重要なのが、明るさと投影性能です。
一般的に、ANSIルーメン(明るさを示す単位)が高いほど明るく鮮明な映像を投影できます。
屋内の暗い場所での使用なら100~300ANSIルーメンでも十分ですが、日中の室内など、明るい場所で利用する場合は400ANSIルーメン以上のものを選ぶと安心です。
解像度に関しては、映画鑑賞などで利用するのであればフルHD(1920×1080ピクセル)は欲しいところです。ビジネス資料などを投影するだけであれば、HD(1280×720ピクセル)でも問題ありません。
また、プロジェクターは投影距離が近いほど明るく精細に映りますが、投影サイズは小さくなってしまいます。どの程度の距離・サイズで投影するかをイメージして製品を選ぶといいでしょう。
加えて、自動台形補正機能やオートフォーカス機能が搭載されたモデルを選べば、セットアップの手間が省け、手軽に快適な視聴環境を整えることができます。
Q2、使い勝手の良いモデルを選ぶポイントは?
Photo by iStock
山本竜也さん
モバイルプロジェクターは外出先や電源のない場所で使用されることも多いため、内蔵バッテリーの容量は重要なポイントです。
映画を最後まで中断せずに観たいのであれば、最低でも2時間はバッテリーが持つ製品を選びましょう。プレゼンや会議で使用するなら、余裕をもって2~3時間程度の連続使用時間があると安心です。
また、USB-Cポートでの充電やモバイルバッテリーでの給電に対応したモデルを選ぶと、外出先での利便性がさらに高まります。
Q3、そのほかに重要なポイントは?
山本竜也さん
モバイルプロジェクターの手軽さを活かすためには、接続性についても注目しましょう。
Wi-FiやBluetoothに対応していれば、スマートフォンやノートパソコンからワイヤレスで手軽に接続でき、ケーブルを持ち歩く必要がなく非常に便利です。また、HDMIやUSB-C、USBメモリー(USB-A)やmicroSDカードなど多様な入力方法に対応していると、使い方の幅が広がります。
このほか、最近のモバイルプロジェクターは、独自OSやGoogle TVを搭載し、映像ソースを接続しなくても単体でNetflixやAmazonプライムビデオなどを再生できるものが増えています。こうしたモデルであれば、Wi-Fiが利用できる環境でより手軽にコンテンツを楽しむことが可能です。
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