〈プロ解説〉衣類乾燥機、おすすめ5選 一人暮らし向けの小型モデルも
天候に左右されずに洗濯物を乾かせる衣類乾燥機。一人暮らしにぴったりな小型のものや、電気代を節約できるものなど、さまざまな商品があります。
この記事では、家事アドバイザーの河野真希さんに、衣類乾燥機の選び方とおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずはプロおすすめ、衣類乾燥機5選
河野真希さんがおすすめする、衣類乾燥機を紹介します。
① リンナイ ガス衣類乾燥機 デラックスタイプ 乾太くん RDT-93
洗濯作業にかかる時間を大幅に短縮
おすすめポイント
ガス衣類乾燥機といえば、リンナイの「乾太くん」。ガスならではのパワフルな温風で短時間で乾燥させるうえに、ふんわりとした仕上がりが得られます。6kgの衣類がわずか1時間で乾くというのは、家事の時短を図りたい人にも嬉しいところ。高温で乾燥させるので、生乾き臭とも無縁でいられます。その中でもデラックスタイプは機能の優秀さは当然ながら、デザイン性にもこだわった商品です。シンプルでインテリアに調和しやすいものとなっています。床置きタイプの商品もあるので、設置スペースと相談しながら選びましょう。
▼「乾太くん RDT-93」を紹介する公式動画がこちら
② 日立 衣類乾燥機 DE-N60HV
衣類にあわせて乾燥方式が選べる
おすすめポイント
「ヒーター乾燥」と「風乾燥」の2つの乾燥方式が選べます。いつもの衣類はヒーター乾燥、熱を加えてはいけない素材が使われているものは風乾燥、と使い分けられるので、衣類の傷みなどの心配が軽減されます。さらに、熱で縮みやすいデリケートな衣類には「低温乾燥」コース、生乾き臭が気になるときには「除菌(75℃)」コースと、乾燥温度を選ぶことができるのも魅力です。また、衣類乾燥機は使用時に音が気になることも多いですが、この商品はドラムの内側にクッションを付け、衣類のボタンなどのぶつかり音を和らげています。寝ている時間に使いたい場合や赤ちゃんがいるご家庭でも安心です。
③ パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603
大風量の「ツイン2温風」で素早く乾かす
おすすめポイント
パナソニックの衣類乾燥機は「ツイン2温風」が搭載されているのが特徴です。ヒーターと吹き出し口をそれぞれ2か所に搭載し、大風量の温風を衣類全体に当てることでふんわりスピーディーに仕上げてくれます。また、2層構造のステンレスドラムは保温効果を高めると同時に、運転中の音を低減します。ボタンなどが付いた音の鳴りやすい衣類を乾かすときも安心です。衣類乾燥機はどこに設置するか悩むことも多いですが、この商品はドアの開閉方向が左右どちらにも対応しているのが嬉しいところ。引っ越しなどで設置場所が変わっても、そのまま使い続けることができます。
④ 東芝ライフスタイル 衣類乾燥機 ED-60A4
花粉が気になる方におすすめのモデル
おすすめポイント
東芝の衣類乾燥機は、パワフルさが魅力。電気式の乾燥機の中では短時間で乾燥でき、乾きもよいのが特徴です。また、清潔に衣類を乾燥させることにも力を入れており、小さな粒子までとらえる花粉フィルターが標準搭載されています。花粉症の方や小さなお子さんがいるご家庭には安心で嬉しい商品です。乾燥機を使用すると気になるのが衣類同士のからみつきですが、衣類のからみを検知する「からみまセンサー」もポイントです。センサーで検知したからみを、東芝独自の反転機能でほぐして乾燥することで、衣類を乾燥機から出したときのイライラが軽減されます。
⑤ ニトリ 3kg衣類乾燥機 NH30DE1
設置工事不要のコンパクトタイプ
おすすめポイント
ニトリから発売されているのが、容量3kgという少量のコンパクトな衣類乾燥機です。低価格で省スペース、設置にまつわる工事が不要な床置き型。「今日着たかったYシャツが乾いていない」というようなときに、1枚なら60分で乾燥させることができます。1回で、シャツなら6〜8枚、ジーンズなら4〜5枚、タオルなら13〜15枚程度を乾かすことができます。一人暮らしや、洗濯のたびに使用するわけではないけれど、雨の続く時期や急いで乾かしたいものがあるときに使いたいという人におすすめ。部屋干しでなかなか乾ききらないものがあるときに便利です。
衣類乾燥機の選び方、Q&A
衣類乾燥機の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
河野 真希さん
衣類乾燥機には「ガス式」と「電気式」の2種類があります。
ガス式は乾燥時間が短く、素早く乾かすことができ、電気式よりもランニングコストが安いものが多いのがメリット。ただし、設置するにはガス栓の増設や排湿のためのパイプの取り付けなどが必要となり、集合住宅や賃貸住宅では工事ができない場合もあります。必ず設置条件を満たしているか確認してください。
一方、電気式は工事が要らず、スペースとコンセントさえあれば簡単に設置できます。さらに、電気式には「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」があります。
ヒートポンプ式はドラム式洗濯機によく採用されている乾燥方式で、温めた空気を使って乾燥させるのが特徴。衣類を傷めにくく、ランニングコストも安いですが、商品の価格は高めです。ヒーター式は熱風を当てて、しっかりと乾燥させることができます。
Q2、衣類乾燥機の容量の目安はどのくらい?
河野 真希さん
衣類乾燥機の容量は4〜6kgが主流です。1日分の洗濯物量は1人1.5kgが目安とされており、家族の人数や洗濯の頻度によって、どのくらいの容量があると使いやすいかが変わります。
一人暮らしで2日に1回程度の洗濯であれば、容量3kg程度の小型のものでも足ります。4人家庭で毎日の洗濯に使用するとしたら、容量6kg以上が便利でしょう。
さらに、衣類乾燥機を置きたい場所にスペースがあるかも確認しましょう。容量が大きくなれば、サイズも大きくなります。
衣類乾燥機だけでなく、それを置くためのラックを設置する必要があったり、機種によっては壁から離して設置したりしなければならないものもあります。設置の条件をよく確認し、計測をしてから購入することをおすすめします。
Q3、使いやすい衣類乾燥機を選ぶには?
河野 真希さん
衣類乾燥機には、乾燥時に発生するホコリや糸くずなどのゴミを取るフィルターが使われています。フィルターが汚れると、洗濯物にゴミが付いたり、乾燥時間が長くなったりするため、こまめなお手入れが必要です。
フィルターのお手入れは、洗ったり、掃除機で吸い取ったりと、意外と手間がかかります。やや費用がかかりますが、使い捨てのフィルターが使える機種もあります。購入前にお手入れの方法を確認し、できるだけ簡単なものを選ぶと使い続けやすいでしょう。
外観 |
商品名 |
特長 |
乾燥方式 |
容量 |
サイズ |
重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
【プロおすすめ】リンナイ ガス衣類乾燥機 デラックスタイプ 乾太くん RDT-93 |
洗濯作業にかかる時間を大幅に短縮 |
ガス式 |
9kg |
幅653×奥行674×高さ671mm |
42kg |
|
【プロおすすめ】日立 衣類乾燥機 DE-N60HV |
衣類にあわせて乾燥方式が選べる |
電気(ヒーター/風乾燥)式 |
6kg |
幅630×奥行516×高さ670mm |
約26kg |
|
【プロおすすめ】パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603 |
大風量の「ツイン2温風」で素早く乾かす |
電気(ヒーター)式 |
6kg |
幅634×奥行499×高さ680mm |
約24kg |
|
【プロおすすめ】東芝ライフスタイル 衣類乾燥機 ED-60A4 |
花粉が気になる方におすすめのモデル |
電気(ヒーター)式 |
6kg |
幅650×奥行525×高さ650mm |
24kg |
|
【プロおすすめ】ニトリ 3kg衣類乾燥機 NH30DE1 |
設置工事不要のコンパクトタイプ |
電気(ヒーター)式 |
3kg |
幅480×奥行400×高さ560mm |
約15kg |
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